保存修理工事(第2・3期)と高精細画写真撮影が完了しました!

コロナ禍、遅れていました第2・3期(西・南壁)の保存修理(剥落止めと補彩色)が完了しました。

工事期間は昨年11月27日から12月15日まで。コロナ禍、何があろうと渡印し完成させるとの悲壮?な決意の元、人影の少ない成田空港を出発。現地に着くとマスク姿はほとんどいない状態に拍子抜け。

工事をなんとか仕上げた翌日12月16日には完成式・法要を実施。令和元年の工事開始時には、本会顧問の大本山永平寺の南澤道人副貫首(現貫首)が車椅子で渡印され、安全祈願祭を実施、今回は名代の小林昌道監院ご一行、香雪のお孫さん夫妻など日本人20数名が加してくれました。またインド大菩提会幹部、シーワリー総書記や住職、ご来賓、インド文化評議会(ICCR)会長ら、さらには地元の人々の参加もあり盛会、壁画を守りたい日本側の熱意も伝えることができました。またこのことがタイムズオブインディアに掲載されました。

その一か月後の1月15日~22日には、保存修理工事完了後の壁画の高精細画記録写真撮影を実施しました。その際にはコロナの環境、事態が少し悪化、出発前72時間以内の陰性証明が条件のハラハラした出発。現地での4億画素という高精細画質の写真撮影は、人の動きも撮影に影響というので、寺院の夜のお祈りが終了した後から深夜、人気の全くない時間帯に実施。またたまに起きる停電もこの間にはなく無事に撮影が完了しました。その詳細については、また改めてお知らせします。

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