野生司香雪を通して、近、現代の日本画壇、日印の民間文化交流史を垣間見ることができます。
香雪の生涯と画業、サールナート初転法輪寺の仏伝壁画を描くことになった奇縁、そして帰国後、信州の善光寺納骨堂の壁画揮毫、さらには初転法輪寺の壁画の下図が大本山永平寺に献納された経緯などをご紹介。
さらには今回の剥落止め、壁画保全プロジェクトに至る経緯などを一冊にまとめました。
関連図書『ー東洋の心・インドへの熱き想いー野生司香雪回顧展』香川県文化会館昭和61年9月、『野生司香雪 仏画の世界』信濃毎日新聞社 1987年12月
『野生司香雪 – その生涯とインドの仏殿壁画 -』