野生司香雪についての情報を収集するため、「情報収集ボックス」を作りました。
多くの作家がそうであるように、香雪のその生涯、作品の所在もわからないところが多くあります。
特に、香雪がインドに滞在した昭和7~11年に、サールナートで香雪に出会った学僧、巡礼僧、観光客らの来訪者の情報は、香雪研究のみならず近代日印文化交流史を研究する上でも大切な情報です。
また香雪は資金捻出のための個展開催のためにインド、セイロンの都市を訪れますが、そこで駐在の日本企業や領事館等の方々と出会い助けられました。その方々の持ち帰った写真や記録、思い出話の中に香雪や、作品が見つかれば幸いです。
また、香雪の助手を務めてくれた桐谷洗鱗の弟子の河合志宏氏に関する情報、、帰国後の動静などもぜひお寄せいただき、彼を顕彰したいと思います。壁画の完成は彼の助力が大だったことはいうまでもありません。
今後、香雪の仏伝壁画はますますインドや、日本、世界の人々にとって大切な存在であり続けることでしょう。そこで香雪や施主アナガーリカ・ダルマパーラの研究も今後日印文化交流史の上で重要になってきます。まだ、香雪の記憶のある方々がいらっしゃる間に、情報を集めたいと思います。よろしくお願いします。